本ページはプロモーションが含まれています

外壁塗装の費用相場【2026年】坪数別・塗料別の目安と、見積書で必ず見る行

最終更新: 2026-09-04 執筆: 修繕ラボ編集部 注意: 訪問販売の即日契約はクーリング・オフ(8日)の対象

外壁塗装の費用と業者選びのイメージ

結論: 30坪で90〜110万円、実際の契約額の平均は127万円

外壁塗装の費用相場は、公開されている施工データでは30坪の戸建てで90〜110万円です。一方で、実際に契約された金額を集めた2026年の調査では外壁のみで平均127万円、100〜149万円に約6割が集まっています。

この差は「目安の計算」と「実際の見積り」の違いです。見積りには下地補修・付帯部の塗装・諸経費が入り、劣化が進んだ家ほど下地補修が膨らみます。目安と実測の両方を知っておくと、受け取った見積りが「高い」のか「妥当」なのかを、内訳の行で判断できます。

区分 金額 出典
30坪・外壁のみの目安 90〜110万円 ヌリカエ施工データ
外壁のみの契約額の平均 127万円(100〜149万円に約6割) ソーラーパートナーズ実態調査 774件
屋根+外壁の契約額の平均 142.5万円 同上
2022年調査からの上昇 外壁のみ +14万円・屋根+外壁 +14.5万円 同上

塗料や人件費の値上がりで、相場は3年で1割強上がっています。数年前に近所で聞いた金額は、いまの見積りの比較には使えません。

坪数別の費用相場(20坪〜60坪)

延床面積の坪数ごとの目安です。坪数が2倍になっても費用は2倍にはなりません。足場や諸経費など、面積に比例しない項目があるためです。

延床面積 外壁のみの目安 外壁の塗装面積の目安
20坪(約66㎡) 80〜100万円 約75〜90㎡
30坪(約99㎡) 90〜110万円 約110〜140㎡
40坪(約132㎡) 100〜120万円 約145〜185㎡
50坪(約165㎡) 105〜125万円 約180〜230㎡
60坪(約198㎡) 120〜140万円 約220〜280㎡

塗装面積は「延床面積 × 1.1〜1.4」で確かめる

見積書の塗装面積(㎡)は、延床面積(㎡)の1.1〜1.4倍に収まるのが一般的です。窓や玄関を除いた外壁の実測値なので、家の形(総二階か、凹凸が多いか)で振れます。

この範囲を大きく外れる面積が書かれていたら、算出方法を聞いてください。 面積を多く見積もれば塗料代も足場代も膨らみます。逆に、少なすぎる面積で安く見せて、当日に「追加」が出る見積りもあります。

3階建て・凹凸の多い家は上振れする

同じ延床面積でも、3階建ては足場が高くなり、凹凸やベランダが多い家は塗装面積と手間が増えます。目安より1〜2割高い見積りは、この理由で説明がつくことがあります。

費用の内訳: 塗装費だけでなく足場・下地補修・諸経費を見る

外壁塗装の見積りは、大きく5つの行に分かれます。30坪の家の目安で示します。

内訳 30坪の目安 内容
塗装工事(材料+手間) 30〜45万円 3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)。塗料のグレードで変わる
足場 13〜20万円 架面積 約240㎡ × 550〜800円/㎡。飛散防止ネット込み
下地補修・高圧洗浄・シーリング 10万円〜 ひび割れ補修、シーリングの打ち替え、洗浄。劣化が進むほど増える
付帯部 数万〜10万円 雨樋・破風・軒天・雨戸・シャッターボックスなど
諸経費・廃材処理 小計の5〜10% 運搬、養生、廃材処分、現場管理

足場は「削れない」費用

足場代は工事全体の15〜20%を占めます。「足場代無料」をうたう業者は、他の行に上乗せしているのが普通です。足場は法律上、高さ2m以上の作業で必要で、外壁塗装で省くことはできません。

下地補修が見積りの差になる

塗料や足場の単価は業者間で大きな差が出にくく、見積りの差が出やすいのは下地補修です。 シーリングの打ち替え(撤去して新しく充填)と増し打ち(上から足す)では金額も耐久も違います。「補修一式」と書かれていたら、何をどこまでやるかを聞いてください。

塗料別の単価と耐用年数

塗料のグレードは、費用と次の塗り替えまでの年数を同時に決めます。㎡単価は公開施工データの中央値です。

塗料 ㎡単価の中央値 耐用年数の目安 30坪の塗装費の目安
アクリル 1,177円 5〜7年 現在は外壁の主流ではない
ウレタン 1,800円 8〜10年 付帯部や部分補修に使われることが多い
シリコン 2,630円 15年 33〜45万円
ラジカル制御形 2,800円 15年 35〜48万円
フッ素 3,529円 20年 44〜60万円
無機 3,907円 20〜25年 49〜67万円

「1年あたりの費用」で比べると逆転することがある

シリコンとフッ素の差は30坪で10〜15万円ですが、耐用年数の差は5年前後です。塗り替えのたびに足場代(13〜20万円)がかかることを考えると、あと20年以上住む家ならフッ素や無機のほうが1年あたりの費用は安くなることが多いです。逆に、10年以内に建て替えや売却を考えている家にフッ素や無機を勧められたら、理由を聞いてください。

塗料名は「製品名」まで書いてもらう

「シリコン塗料」という分類だけでは、メーカーやグレードで単価も性能も違います。見積書にメーカー名と製品名が書かれていれば、その製品の公開情報(耐用年数・期待耐候性)を自分で確認できます。

屋根塗装を同時にすると足場代が1回で済む

屋根も塗り替え時期なら、外壁と同時に行うのが費用面では合理的です。

工事 30坪の目安(足場込み) 中央値
屋根塗装のみ 39〜58万円 47万円
屋根+付帯部 47〜78万円 60万円
屋根+外壁 同時 106〜159万円 129万円

屋根塗装を別々に行うと足場代(13〜20万円)を2回払います。外壁の見積りを取るときに、屋根の劣化診断も一緒に依頼して、同時施工とそれぞれ別の場合の2パターンを出してもらうと判断しやすいです。屋根の状態によっては塗装ではなくカバー工法や葺き替えが必要なこともあるので、屋根の費用は屋根塗装・屋根修理の費用相場で別に整理しています。

費用が変わる6つの要素

  1. 塗装面積 — 延床面積と家の形。3階建て・凹凸・ベランダの多さ
  2. 劣化の程度 — ひび割れ、シーリングの切れ、サイディングの反り。下地補修の量に直結
  3. 塗料のグレード — シリコンから無機まで、30坪で15〜20万円の幅
  4. 付帯部の範囲 — 雨樋・破風・軒天・雨戸をどこまで塗るか
  5. 立地 — 隣家との距離が狭い、道路が狭く駐車できない、3階建てなどは足場や運搬の手間が増える
  6. 依頼先 — 自社施工店か、下請けに出す元請けか。中間マージンの有無

依頼先別の相場の違い

依頼先 特徴 費用の傾向
地元の塗装専門店(自社施工) 職人が直接施工。中間マージンがない 相場の中央〜下
リフォーム会社・工務店 塗装は下請けに出すことが多い 相場の中央〜上
ハウスメーカーの定期メンテナンス 建てた会社の保証を維持できる 相場より高めになりやすい
ホームセンター・家電量販店 窓口が身近。施工は提携業者 相場の中央
訪問販売 「近くで工事をしていて」「点検無料」から始まる 高額契約の相談が多い(後述)

どの依頼先でも、見積書に塗装面積・塗料の製品名・塗り回数・保証年数が書かれているかが最初の確認点です。書かれていない見積りは、金額が安くても比較の土台になりません。

見積書の読み方: 「一式」を見たら質問する

見積書を受け取ったら、次の順で確認します。

  1. 塗装面積(㎡) — 延床面積×1.1〜1.4の範囲か
  2. 塗料の製品名と塗り回数 — 3回塗りが前提。下塗り材の名前もあるか
  3. 足場の面積と単価 — 架面積 × 550〜800円/㎡程度か
  4. 下地補修の内容 — シーリングは打ち替えか増し打ちか。ひび割れ補修の範囲
  5. 付帯部の項目 — 雨樋・破風・軒天・雨戸のどれが含まれるか
  6. 保証 — 年数と、塗膜の剥がれ・膨れが対象か。保証書は誰が発行するか
  7. 諸経費 — 小計の5〜10%程度か。「現場管理費」「安全対策費」など重複していないか

「外壁塗装工事 一式 ○○万円」のように1行で書かれた見積りは、他社と並べられません。内訳を出してもらい、出せない業者は候補から外して構いません。

費用を抑える現実的な方法

「値引き交渉」で下がる金額は、どこかの行(塗り回数・下塗り・保証)を削って作られることがあります。金額よりも内訳の妥当性で選ぶほうが、10年後の再塗装の時期を延ばせます。

訪問販売とトラブルの実態

国民生活センターには、訪問販売によるリフォーム工事の相談が2025年度に5,544件、点検商法(「無料で点検します」から始まり不安をあおって契約させる)の相談が19,696件寄せられています。点検商法は2023年度の12,550件から増え続けています。

典型的な流れは「近くで工事をしていて、お宅の外壁のひび割れが見えた」「今日中に契約すれば足場代を無料にする」です。その場で契約しないのが唯一の対策で、翌日に別の業者に見てもらえば、緊急性の有無も金額の妥当性も分かります。

訪問販売で契約してしまった場合、契約書面を受け取った日を含めて8日以内なら、クーリング・オフで無条件に解除できます(特定商取引法)。工事が始まっていても対象です。判断に迷ったら消費者ホットライン「188」に電話してください。外壁塗装の訪問販売は断っていい?で手口と対処を整理しています。

塗り替え時期のサイン

新築から10〜15年、前回の塗装から10年前後が最初の目安です。サインが出てから1〜2年以内に塗り替えると、下地補修が軽く済み、総額を抑えられます。 剥がれや雨漏りが出てから塗ると、下地補修だけで数十万円増えることがあります。

相見積りの取り方

  1. 家の情報をそろえる — 延床面積、築年数、前回の塗装年、気になっている箇所の写真
  2. 条件を決めて伝える — 塗料のグレード(例: シリコン以上)、屋根を含めるか、付帯部はどこまでか
  3. 2〜3社に現地調査を依頼する — 現地調査なしの金額は当日に変わります
  4. 同じ条件の見積書を並べる — 面積・塗り回数・製品名・保証・諸経費の行を比べる
  5. 高い/安い理由を聞く — 説明がつけば妥当、つかなければ候補から外す

自分で2〜3社を探して日程を調整するのが負担なら、加盟店を審査している一括見積りサイトを使うと、条件をそろえた見積りを同時に集められます。ただし、サイトによっては加盟店の質にばらつきがあるので、加盟店の審査基準と、見積り内容を第三者が確認してくれるかを選ぶ基準にしてください。

坪数別・工事別のくわしい相場

業者に頼むか迷っている段階でも、無料の見積り・相談から始められます。

外壁塗装パートナーズで無料の相見積りを取る(建築士運営)

一級建築士事務所が運営する外壁塗装の一括見積りサイト。加盟店は審査制で、見積りの内容を第三者の建築士が確認できるのが他の一括見積りサイトとの違いです。利用は無料。

よくある質問

外壁塗装の相場は30坪でいくらですか?

公開施工データでは30坪で90〜110万円が目安です(ヌリカエ集計)。ただし実際の契約額の平均は外壁のみで127万円、100〜149万円に約6割が集まります(ソーラーパートナーズ実態調査・774件)。目安より高い見積りは、下地補修と付帯部の行を確認してください。

外壁塗装は何年ごとに必要ですか?

塗料の耐用年数が基準で、シリコン・ラジカルで12〜15年、フッ素で15〜20年、無機で20〜25年が目安です。新築時の塗装はグレードが低いことが多く、築10〜15年で最初の塗り替えを検討する家が多いです。触ると白い粉がつく(チョーキング)、ひび割れ、シーリングの切れが出ていれば時期です。

見積りが150万円を超えたら高いですか?

30坪前後・外壁のみなら平均を大きく上回ります。屋根塗装が含まれているか、フッ素や無機など高耐久塗料か、下地補修が広範囲かで説明がつけば妥当な場合もあります。説明がつかない場合は、同じ条件で他社の見積りを取って並べてください。

一括見積りサイトは使ったほうがいいですか?

相見積りを自分で3社集めるのは時間がかかるので、加盟店を審査している一括見積りサイトで2〜3社を同時に呼ぶのが現実的です。ただし見積りの条件(塗料・塗り回数・面積)をそろえないと比較できません。本文の「相見積りの取り方」を参考にしてください。

訪問販売で『今日契約すれば足場代無料』と言われました。

契約する前に、必ず別の業者の見積りを取ってください。訪問販売で契約した場合は、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフで無条件に解除できます。国民生活センターには訪問販売によるリフォーム工事の相談が2025年度に5,544件、点検商法の相談が19,696件寄せられています。

関連ページ

出典・参考

  • ヌリカエ「外壁塗装の相場はいくら?20坪・30坪・40坪など坪数別の費用相場」(施工データ 3,111〜10,247件・2023年11月〜2024年11月)(www.nuri-kae.jp/column/construction-cost/152/)
  • ソーラーパートナーズ「【2026年最新版】外壁・屋根塗装の費用相場に関する実態調査結果」(2025年3月〜2026年2月・774件)(prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000046700.html)
  • ヌリカエ「30坪の屋根塗装費用相場」(見積り明細 414件)(www.nuri-kae.jp/column/construction-cost/12368/)
  • 国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」相談件数(2026年5月31日時点)
  • 住宅リフォーム推進協議会「地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度検索サイト」(www.j-reform.com/reform-support/)
外壁塗装パートナーズ(無料見積り)無料見積りへ