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外壁塗装の業者の選び方【2026年】依頼先5タイプの違いと、契約前に確認する10項目

最終更新: 2026-09-04 執筆: 修繕ラボ編集部 注意: 訪問販売の即日契約はクーリング・オフ(8日)の対象

結論: 業者は「タイプ」で当たりをつけ、「見積書の10項目」で決める

外壁塗装の業者選びで失敗する原因は、業者の善悪が見抜けないことではなく、比較できる見積りを集められないことです。依頼先のタイプで費用の傾向を押さえ、見積書の10項目がそろっている業者だけを比べれば、選び方はほぼ機械的になります。

手順 やること
1 依頼先のタイプを決める(下表)。訪問販売は候補から外す
2 条件(塗料のグレード・屋根の有無・付帯部の範囲)を決めて2〜3社に現地調査を依頼
3 見積書の10項目がそろっているかを確認。そろっていない業者は外す
4 残った見積りを行ごとに比べ、差の理由を聞く
5 保証・契約書・工程表を確認して契約

依頼先5タイプの違い

タイプ 施工する人 費用の傾向 向いている人
地元の塗装専門店(自社施工) 自社の職人 相場の中央〜下(中間マージンなし) 費用を抑えたい。業者を自分で見極められる
リフォーム会社・工務店 下請けの塗装店が多い 相場の中央〜上 外壁以外の工事(水回り・内装)も一緒に頼む
ハウスメーカーの定期点検・メンテナンス 提携業者 相場より高め 建てた会社の保証を維持したい
ホームセンター・家電量販店 提携業者 相場の中央 窓口の安心感を重視。ポイントを使いたい
訪問販売 自社または下請け 高額契約の相談が多い

中間マージンの考え方

リフォーム会社やハウスメーカーに頼むと、実際に塗るのは下請けの塗装店で、元請けの管理費(数割)が乗ります。その分、窓口の対応・工程管理・保証の窓口が一本化されるので、高い=損とは限りません。自分で業者を見極める手間を省く費用と考えて、金額差に納得できるかで選んでください。

訪問販売を候補から外す理由

国民生活センターには、訪問販売によるリフォーム工事の相談が2025年度に5,544件、点検商法(「無料で点検します」から始まり不安をあおって契約させる)の相談が19,696件寄せられています。訪問販売の業者が全て悪質というわけではありませんが、その場で契約を迫る売り方は、相見積りという比較の前提を崩すので、候補から外して「別の業者と比べてから連絡する」で構いません。詳しくは外壁塗装の訪問販売は断っていい?で整理しています。

業者の信頼性を見る4つの材料

資格: 塗装技能士

一級・二級塗装技能士は国家資格(技能検定)で、一級は実務経験7年以上が受検条件です。会社に資格者がいるかではなく、自分の家の施工に資格者が関わるかを聞いてください。塗装は職人の技量で仕上がりが変わる工事です。

許可・登録: 建設業許可と団体登録

保険: リフォーム瑕疵保険

工事に欠陥があった場合の補修費用を保険法人が支払う制度で、外壁塗装も対象工事に含まれます。保険法人の検査員が工事中に現場を検査するので、業者の自社保証だけより第三者の目が入ります。業者が保険法人に事業者登録していることが条件で、保険料は工事代に含める形が一般的です。「リフォーム瑕疵保険に加入できますか」と聞いて、答えられるかどうかも判断材料になります。

実績: 施工事例と近隣の評判

施工事例は写真の枚数より、自分の家と似た条件(築年数・外壁材・塗料)の事例があるかを見ます。可能なら施工から数年経った家の状態を見せてもらえるか聞いてください。塗装の良し悪しは数年後に出ます。

見積書で確認する10項目

見積りを受け取ったら、金額の前に次の10項目がそろっているかを確認します。そろっていない見積りは比較の対象にしないのが原則です。

# 項目 確認すること
1 塗装面積(㎡) 延床面積の1.1〜1.4倍の範囲か。実測に基づくか
2 塗料の製品名 メーカー名と製品名。「シリコン塗料」だけでは不十分
3 塗り回数 下塗り・中塗り・上塗りの3回。下塗り材の製品名もあるか
4 足場 面積 × 単価(550〜800円/㎡程度)。「足場代無料」は他の行に乗っている
5 下地補修の内容 シーリングは打ち替えか増し打ちか。ひび割れの補修範囲
6 付帯部の範囲 雨樋・破風・軒天・雨戸・シャッターボックスのどれが含まれるか
7 諸経費 小計の5〜10%程度か。「現場管理費」「安全対策費」が重複していないか
8 保証 年数、対象(剥がれ・膨れ・変色)、発行者(自社・メーカー・保険)
9 工期と工程 何日で、どの順番か。天候による延長の扱い
10 追加料金の条件 どんな場合に追加が発生し、いくらか

「外壁塗装工事 一式 ○○万円」の1行見積りは、この10項目のほとんどが分かりません。内訳を出してもらい、出せない業者は候補から外して構いません。

相見積りの取り方

条件をそろえる

塗料のグレード(例: シリコン以上)、屋根を含めるか、付帯部はどこまでか、を先に決めて全社に同じ条件を伝えます。条件が違う見積りを並べても比較になりません。

2〜3社に現地調査を依頼する

電話やWebだけの概算は当日に変わります。外壁の実測と劣化診断をした見積りだけを比べます。

差の理由を聞く

条件がそろっていれば、差は下地補修と諸経費に出ます。高い業者にはなぜ高いか、安い業者にはなぜ安いかを聞き、説明がつけば妥当、つかなければ外す、で判断します。安い理由が「塗り回数を減らした」「下塗りを省いた」なら、耐用年数を縮めているだけです。

自分で探す時間がなければ一括見積りサイト

地元の業者を自分で3社探して日程を調整するのは負担が大きいので、加盟店を審査している一括見積りサイトで同時に依頼するのが現実的です。ただしサイトによって加盟店の質にばらつきがあるので、加盟店の審査基準を公開しているか、見積り内容を第三者が確認する仕組みがあるかで選んでください。

契約前の最終確認

費用の目安を先に押さえておく

業者選びの前に金額の当たりがついていると、見積りの高い・安いが判断できます。30坪で90〜110万円(公開施工データ)、実際の契約額の平均は127万円です。坪数別・塗料別の目安は外壁塗装の費用相場、条件を入れて計算するなら費用シミュレーターを使ってください。

関連ページ

業者に頼むか迷っている段階でも、無料の見積り・相談から始められます。

審査済みの塗装業者から無料の相見積りを取る(外壁塗装パートナーズ)

一級建築士事務所が運営する一括見積りサイト。加盟店は審査制で、見積りの内容を第三者の建築士に確認できます。自分で3社を探す時間がない場合の現実的な選択肢です。利用は無料。

よくある質問

外壁塗装はどこに頼むのが一番安いですか?

自社の職人が施工する地元の塗装専門店は、中間マージンがないため相場の中央〜下になることが多いです。ただし安さだけで選ぶと、塗り回数や下塗りを省いた見積りに当たることがあります。見積書に塗装面積・塗料の製品名・塗り回数・保証が書かれている業者の中から比べてください。

建設業許可がない業者は違法ですか?

違法ではありません。建設業許可は税込500万円以上の工事を請け負う場合に必要で、一般的な戸建ての外壁塗装(100万円前後)は許可なしで施工できます。許可の有無より、塗装技能士の資格者が施工に関わるか、保証と保険があるかを見てください。

相見積りは何社取ればいいですか?

2〜3社が現実的です。それ以上は現地調査の対応だけで負担になります。重要なのは社数より条件をそろえること。塗料のグレード・塗り回数・付帯部の範囲を同じにして依頼すると、差が下地補修と諸経費に出て比較できます。

一括見積りサイトを使うデメリットは?

サイトによって加盟店の審査基準が違い、質にばらつきがあることです。複数社から連絡が来るので、日程調整の負担もあります。加盟店の審査基準を公開しているか、見積り内容を第三者が確認する仕組みがあるかで選んでください。

訪問してきた業者の見積りが安かったのですが。

その場で契約せず、同じ条件で別の業者の見積りを取ってください。国民生活センターには訪問販売によるリフォーム工事の相談が2025年度に5,544件あります。契約した場合でも、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフで解除できます。

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出典・参考

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